多発する事故|高齢者のからだ

多発する事故|高齢者のからだ

多発する高齢者の交通事故〜からだの異変

今年は元号が平成から令和に改まりましたが、昨今は立て続けに高齢者が運転する交通事故が起きています。高齢者だからこそ、ご自身の足代わりに「自動車」を確保しておきたいという気持ちが強い人も多いようです。では、これらの事故の原因にブレーキを踏み間違えて、アクセルを踏みっぱなしになることが挙げられていますが、どうしてこのようなことが起きているのでしょうか。

 

そもそもわたしたちのからだは一般的には加齢とともに運動が減少すると、筋肉のこわばりを生じるようになります。同じことが足首の可動域にも起きています。足首を回すことができるでしょうか。また視野が狭くなることも指摘されていますが、眼球の筋肉が自由度が落ちているばかりでなく、首自体も左右に曲げにくくなっています。

 

その原因は、

  • 日常生活の中で足首を回すことがない生活を送っている
  • 眼も同様で経年の中で目を動かすのは限られた動きに偏っている
  • 足首周辺の筋肉も長年回したことがない

等が挙げられるのではないでしょうか。

 

車は便利な乗り物ですが、同時に凶器ともなってしまします。自動車を生活からなくすと少々不便さを感じることが多くなりますが、自動車がない生活を想定した生活を早くから考えておくことが重要ではないでしょうか。

 

かねて歩くことの重要性を指摘していますが、よく歩く人は自動車事故も起こすリスクも提言しているはずだというのは、けして皮肉なことではないはずです。それに気づいたごく一部の人だけが、こうしたいわゆる『加齢現象』に抗している人もいますから、高齢者の個人差は極めて大きいといえます。

高齢者ドライバーの免許更新時の検査は十分か?

高齢者の運転免許の更新時には、『認知機能検査』と『高齢者講習』の受講が義務付けられていますが、こんなことをいくらやっても身体能力の低下を検査しない限り同じような事故が繰り返されると考えています。その理由を挙げておきます。

認知機能検査

認知機能検査についてですが、そのそも認知症の人は運転免許の書き換えを忘れたりしてしまいますが、その手前の人が書き換えています。認知症の原因が十分に分かっていないといいますが、まだらボケや水分を多くとることで症状が大きく改善した事例が報告されていることから、水分の大幅な低下が影響していることが推測できます。

 

水分とのかかわりにおいて、高齢者は筋肉量の大幅な低下が考えられます。20歳と60歳の太腿の人体画像を参考にするといいでしょう。

 

20歳は太腿のほとんどが筋肉であるのに対して、60歳は半分以上脂肪が占めてる人が目立ちますが、それだけ体の水分も低下していることが予測できます。一般に、赤ちゃんのからだの水分量は80%、成人は60%だとされていますが、高齢者は50%といいます。

 

しかしながら、認知症になる人や認知機能の低下による交通事故を引き起こすような状態の時にはこれを大きく下回っているのではないかと考えています。

 

この視点に立つと、免許の更新時点で確認すべきことが多岐に及ぶ必要があることが求まられますが、残念ながらその視点からの検査は行われていないというのが実情のようです。

認知機能検査の判定

警視庁が示している『認知機能検査の判定』を同ホームページから抜粋しました。

認知機能検査を受検し、判定結果が出た方は、判定結果別に以下の手続をしてください。
  • 「記憶力・判断力に心配ありません」という判定結果の方

「検査と講習のお知らせ」はがきに記載されている教習所・運転免許試験場に予約の上、2時間(小型特殊免許のみの方は1時間)の高齢者講習を受講してください。

  • 「記憶力・判断力が少し低くなっています」という判定結果の方

「検査と講習のお知らせ」はがきに記載されている教習所・運転免許試験場に予約の上、3時間(小型特殊免許のみの方は2時間)の高齢者講習を受講してください。

  • 「記憶力・判断力が低くなっています」という判定結果の方

臨時適性検査(専門医の診断)の受検又は診断書の提出が必要になります。運転免許本部よりあらためて通知が来ますので、その通知に従って手続してください。診断結果に問題がなければ、3時間(小型特殊免許のみの方は2時間)の高齢者講習を受けて、更新手続ができます。
なお、診断の前に高齢者講習を予約、受講し、更新手続をすることはできますが、認知症と診断された場合には、運転免許の取消し等の行政処分の対象となります。

高齢者講習

警視庁が示している『高齢者講習』を同ホームページから抜粋しました。70〜74歳と75歳以上の方にわかれています。

  • 70〜74歳の方

・DVD等で、交通ルールや安全運転に関する知識を再確認して、指導員より運転に関する質問などを受けながら講義を受講します。
・器材を使って、動体視力、夜間視力及び視野を測定します。
・ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、必要に応じて記録された映像を確認しながら指導員から助言を受けます。

  • 75歳以上の方

75歳以上の方には、上記に加えて下記の項目が追加されます。
・ドライブレコーダー等に記録した映像などを使いながら、運転に関する個人指導を受けたり、DVD等で安全運転を学びます。

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