なぜ、健康な人は「運動」をしないのか?

東京都健康長寿医療センター研究所の青栁幸利氏の著書「なぜ、健康な人は『運動』をしないのか?」を読んだ。

タイトルからの印象は運動をしない方が健康だともいえるような印象だが、
実際には中強度の適度な運動を行うことが健康効果をもたらすといいたかったようだ。

一般に、

  • 一日一万歩を歩
  • トライアスロンをする
  • ジョギングする

などの運動をしている人の方が健康だと信じられている向きが強いが、
現実にはそうした人達にも心筋梗塞や脳卒中のような重度の疾病にかかる人もあり、
運動=健康ではない、運動もやりすぎはダメだし、やらないのもダメで、適度な運動が必要だと説く。

群馬県中之条町の研究から、

  • 男性は、一日8000歩と20分の中強度の運動
  • 女性は、一日7000歩と15分の中強度の運動

をしていることが理想だとしています。

基本的に健康へのアプローチを運動面から分析した結果のようですが、
栄養学からの分析には十分な考察や指摘がないのが残念です。

但し、国家試験としての管理栄養士資格においてすら、ドイツ栄養学の影響が強く、
今日なお酵素栄養学なアプローチや情報の拡散が不十分な点からはやむを得ないのかもしれません。

しかし、超高齢社会の到来は、医療費や介護費用の高騰を招きます。

  • 要支援・要介護にならない
  • うつ病にならない
  • 骨粗鬆症にならない
  • 骨折しない
  • 高血圧症にならない
  • 糖尿病にならない
  • 脂質異常症にならない
  • 心疾患(狭心症・心筋梗塞)にならない
  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)にならない
  • 認知症(血管性認知症・アルツハイマー型認知症)にならない
  • がん(結腸がん・直腸がん・肺がん・乳がん・子宮内膜がん)にならない

など、適度な運動によって発症リスクを減らせると説く。

加えて、食生活の視点からも、高齢者でも実践しやすい解説があると良かったと思います。
私も、ともすると1日2000歩にも満たないことも多いのが現実です。

もっと意識して歩くことが、最大の健康法が必要だと思います。

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